第4番 だい  にち   じ

ご詠歌
ながむれば つきしろたえの よはなれや
ただくろたにに くろぞめのそで



 五番の地蔵寺から逆打ちしてもよいが、道路が狭く、マイクロバスまで。
 ところで、真言宗のご本尊は大日如来。私たちが生きてゆくためのあらゆるものを養護され、目には見えないが、その力によって私たちは生かされており、いま遍路となって巡拝している。弘法大師は、この地にしばらく留まり、大日如来を感得し、その尊像を刻んでご本尊とし、寺号を大日寺と名づけられた。三方を山に囲まれ、山間を奥深く入った静寂な地。楼門を入ると正面に本堂があり、右手の大師堂とは、西国の三十三観音像を安置した廻廊でつながっている。古くは本堂左手に通夜堂があり、先々代の住職のころは、癩病の遍路乞食が多く、伝染の危険があったにもかかわらず、通夜堂に泊った遍路乞食に「信仰心さえあればお大師さんがお加護してくださる」といって、いろいろ接待世話をしていたという。恐れられた難病も信仰の力によって克服したのである。
本尊真言
おん あびらうんけん ばざらだとばん


名称 黒厳山 大日寺
宗派 高野山真言宗
本尊 大日如来
住所 徳島県板野郡板野町黒谷字居内5
Tel  088−672−1225
駐車場 午前7時〜午後5時 無料
 普通車 5台  大型車 3台
 マイクロバス 5台
交通
徒歩 金泉寺→大日寺 1時間10分 5.4km
 車      〃         19分  6km
宿坊なし


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