第42番 ぶつ   もく    じ

ご詠歌
くさもきも はとけになれる ぶつもくじ
なをたのもしき きちくにんてん



 仁王門があり、石段を登ると鐘楼、左の奥まったところに本堂、大師堂がある。本堂左手にはかつての通夜堂がある。
 縁起によれば、大同二年、この地を巡錫していた大師は、牛をひいていた老翁に出会いすすめられるままにこの牛にのった。すると近くの楠の杖に一つの宝珠がかかっているのを発見した。この宝珠は大師が唐におられるとき、有縁の地を選ばれるようにと、三鈷とともに東へ向けて投げた宝珠であった。大師はこの地こそ霊地と直感し、楠で大日如来を刻み、その尊像のマユの間に宝珠を納めて本尊とし、堂宇を建立して一 山仏木寺とした。その後牛馬安全の守り仏むして信仰をあつめた。宗尊親王の護持仏や西園寺氏の祈祷ならびに菩提所となったこともあり、慶安以降は藩主の保護によって伽藍は再建された。
本尊真言
おん あびらうんけん ばざら だどばん


名称 一カ山 仏木寺
宗派 真言宗御室派
本尊 大日如来
住所 愛媛県宇和島市三間町字則1683
Tel  0895−58−2216
駐車場 無料
 普通車 30台  大型車 5台
 マイクロバス 10台
交通
徒歩 龍光寺→仏木寺 約 45分 3.5km
 車      〃      約 11分 4km
宿坊なし



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