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ご詠歌 |
くにをわけ のやまをしのぎ てらでらに
まいれるひとを たすけましませ |
国分の町へ入り国道から左へ折れて仁王門を入ると右に七重塔跡があり、十五個の礎石が残り、いまは石造の七重塔(鎌倉時代)が建っている。この前にある銅鐘(重文)は奈良時代の鋳造。大蛇の伝説や高松城の時鐘の伝説で知られた古鐘である。正面の本堂の前は金堂跡で三十三個の礎石がある。橋を渡ると創建当初の講堂跡に建てられた本堂がある。九間四面の入母屋造り、本瓦葺きで鎌倉中期の建築といわれ天正の兵火にも免れ、堂内にご本尊の千手観世音が奉安されている。縁起によれば、天平十三年(七四一)聖武天皇の勅願によって行基菩薩が開基しご本尊を刻まれた。後に弘法大師が留錫して尊像を補修され、霊場に定められた。ご本尊は一木造りの高さ五・二bの立像で、裳には牡丹の絵模様や円形の散らし模様が描かれ、お顔には髪や毛を墨で描き、唇には朱が施されている。大師堂は多宝塔形式で、堂内で休息もでき、千体地蔵が安置され、納経所にもなっている。 |
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名称 白牛山 国分寺 |
宗派 真言宗御室派 |
本尊 千手観世音菩薩 |
住所 香川県高松市国分寺町国分2065 |
Tel 087−874−0033 |
交通 天皇寺→国分寺
徒歩 約 1時間 25分 6.7km
車 約 18分 6.8km |
宿坊なし |
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