第 135 号
須永博士講演会
テーマ・・・優しいこころ
 11月18日(日)四国政経塾主催:須永博士講演会「優しいこころ」を開催致しました。7月に、政経塾で須永先生に会いに阿蘇郡小国町=須永博士作品館・美術館へ向いました。そもそも、何故先生を知ったのかという事や、先生の講演会を開催する事となった事など、詳しい内容は7月の記事に書いてあるのでそちらの方を参考にして頂くとして、淡々と短い説明になりますが、私たちが実際に先生に直接お会いし、先生の講演は聞いてはいませんでしたが、先生のいろんな話を聞くことで、今まで歩んできた人生や旅を続け人と出逢い、人としての心に感動をうけ、是非先生の講演・サイン会を私達の住んでいる町で開催したいと塾で話し合い講演会の準備を始めました。簡単に講演会をすると言っても、実際には簡単ではありませんでした。塾で先生の講演会をする事を沢山話し合いましたが、只私達の町にどれだけの人が須永先生の事を知っているのか、講演会にどれだけの人を集める事ができるのか、また中には、講演会をするに当たって、聞きに来てくれる人が実際に少なければ先生をお呼びし、講演会を開催する意味がないのでは・・・という意見もありました。話し合いは、私たちが実際に先生の作品の詩を読んで、その詩を書く人物がどんな人なのか直接会いに行き話しを聞くことで、自分だけではなく他の人にも先生の話や作品などを知っていただきたいと感じたから、講演会を開かないかという事になった訳で、先生を知る人は海を渡り九州や東京へと足を運ばないでも、四国に来るのであれば来るでしょう、ですが、一人でも多くの人に先生の話を聞き、知って頂くことが目的であり、会場に訪れる方の中には、無理やり付き合いがあるからとか、友だちからのお誘いでどうしてもという人がいたとしても、先生の作品を読むことや、話を聞くことでその人たちの心に感じたもの、残るものがあればいいのでは・・・と、講演会開催の結果、もちろん100・200人と沢山の人が来てくれれば何も言う事はないでしょう、会場を覗けば「え・・・これだけ、1・2・3・・・10人・20人、」といった人数でもいい、講演会を開かなければ知る事ができなかった人たちが、数少ない人たちでも先生と出逢い、その人たちの心に伝える事が出来るのであればいいと、そういった願から講演会を開催する事となりました。講演会を開く事でポスター・案内パンフレットやチケットなどと全て手作り、当日に向けての準備には正直大変でした、ポスターやパンフレットを配ったりと・・・、そんな中私自身不安もありました、自分の作ったポスターやパンフレットなどの内容が先生のことを伝えられているのだろうか、また人を引き付ける力が出せていたのだろうかと・・・不安でした、しかしそんな不安を抱えている中、偶々自分の知り合いの人が塾に尋ねてきてくれた時、「今度塾で須永先生をお呼びして講演会を開催する事になって・・・」と、声を掛けました、偶然にもその人が須永先生の大のファンでしてそこで話が盛り上がり、その人は先生の本を持ってはいますが、実際には会ったことが無く「これも何かの巡り会わせだろうか・・・、是非聞きに行きます」と言ってくれました、また自分だけでなく知人にも聞かせたいとチケットを数枚購入してくれました。そういった大変な日々が過ぎ、先生をはじめスタッフの方々が当日会場セッティングなどの打合せもあるので、講演会の前日17日に現地入りをし、まず会場へ向う前に須永先生とスタッフの佐藤さんに塾へ来ていただきそこで少し先生と話をする時間を取る事が出来ました、私は当日の最終チェックがあり事務所にいて後で知ったのですが、先生との話の時間の中涙する人が一人いました、私の頭の中では「どんな話だった?どんな内容だったん????」と?マークが飛んでいましたが詮索は止めにして、先生にまたお会いできた喜びと、自分が講演をするのではないのに、明日明日いよいよ明日だ!とワクワクする気持ちで、気持ちだけが当日に飛んでいました。塾の打ち合わせの後、会場へ行き会場セッティング打合せを済ませ、皆さんも道中の疲れもあるだろうからと早めに休みを取っていただくと言う事で宿泊先へ入っていただきました。

 いよいよ、当日18日がやって参りました。作品や舞台のセッティング等がある為、早めに会場入りをしお手伝いです、作品が数多く飾られ、舞台でのセッティングの際花を多く飾られましたが、話を聞くと先生は花が大好きで花に囲まれていると心が落ち着くそうです、確かに花に囲まれると自然と心が落ち着くのが分かります、現実に花を見て気分を悪くする人はいないでしょう、時折大和田塾頭の奥さんが生花をアレンジしてくれていただきますが、いただいた時家の玄関に飾らせていただいています、生活をしているとイライラする日や、ゆううつな日もありますが、家に入るとそこに花があると自然と花に目がいきます、花を見ていると自然と心が安らぎまた気持ちが元気になる時もあります。講演会の会場舞台には多くの花と作品のセッティングが終了、またサイン会の会場では先生の作品の準備が終了。刻々と公演時間が近付いて参りますが、私は受付の担当です、受付をしていた為、中には遅れて来られる方もいらっしゃったので実際には先生の講演は後半部分しか聞くことが出来ませんでした。講演の後先生のサイン会が行なわれましたが、大半の方が涙を流しながら先生と語り合っていました、前文に書いてある自分の知り合いの人ももちろん来て下さっていましたが、その方なんかは「先生に会えただけで自然に涙が出てきた」と話してくれました、自分自身先生とは多く語っていませんが先生を知れば知るほど?です、先生の人を引き付ける力とか人に話をする時自分の話に耳を傾けさせる魅力とか、ん〜言葉が判りませんが、先生は旅を続け人と出逢い沢山の人から教わったり、また沢山の人を元気付け語り、話を続けている中で先生自身に身についている人の心があるのだと感じました。塾で学んでいる事や先生から教わった事で、私が自分に優しい心を持ち、人に優しさを与える事、人を笑顔にする事、人に力をささげる事、人と考えた時いろんな事がありますが果して自分にできるだろうか・・・?そう考えてしまいますが、考えるのは止めます、考えていても何も変わりません、考える事より常に、人に優しいこころで会い、人を悲しくさせるのではなく笑顔にさせるこころを持ち、一歩一歩、前へ進んでいこうと思います、須永先生の言葉ですが、自分の人生をいろんな意味で日々常に挑戦し続けて生きます。

        

 講演会の後、先生を囲んで反省会をかねての食事会をしました。食事の時にもいろんな会話を楽しみましたが、私自身7月に先生に会い、再度先生に出会うことを願っていました、それが現実となり、先生に会える事が講演会を開催するという形での先生との再開で、前回と違って先生と直接いろんな話を聞くことが出来なくても、会場に訪れてくださった方々が、先生と語っている姿を見たり、また会場の雰囲気を感じたり、耳ではなくこころで伝わってくるものが見えたように思います。今回の講演会では、先生と出逢い一人でも多くの方が、会場で流した涙や感じた気持ちをその場だけで終わらすのではなく、ほんの少しでもいい、人としてのこころを持ち、優しさを人に与える事ができればと願っています。

 最後になりますが、須永先生及びスタッフの方々には、講演会当日までの間からはじまり、会場のセッティングや打合せ等、多々不備な点があったかと思いますが、須永先生・スタッフの方々にはこころから感謝申し上げます。またお逢い出来る日を楽しみにしています、本当に有難うございました。
平成19年11月18日
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