第 188 号
松下政経塾「阿南フォーラム」に参加して
 2月7日徳島の阿南で松下政経塾28期生の中西啓介君の阿南フォーラム「私が、やる」を始めように参加させていただきました。
 開会の挨拶を松下政経塾塾長佐野尚見氏より、松下政経塾の入塾から卒塾までのあらましの説明と、松下幸之助が何故、政経塾を立ち上げ、塾の中でも特に何を大事にして教育をしているかのお話があり、引き続き、松下幸之助の何故政経塾を立ち上げたかのビデオが流されました、内容は、次の時代に託したい思いが詰まっていました。
(自分も改めて身のしまる思いでした)

 次に本日のメインである、中西啓介君の発表です「この地域に生まれ、この地域に生きる」
 今は四国の時代である、テレビ、マスコミ等で今ほど、四国の先人達の、自分の命をかえりみず、自らが言動力となり次の時代を切り開き、世界に羽ばたく礎を築いた物語が取り上げられている、四国にはイロイロある、 志国、始国、知国等(志の国、始まりに国、知る国、イロイロな四国がある)この四国の中はみんな、最初は一人ひとりの思いと行動が積み重なり時代の転換期になっていったのではないだろうか、今の時代もイロイロな問題、(人口減少、エネルギー、年金、経済、過疎、食料、教育等)政治においては危機的な状態である、(大変な赤字財政、先の見えない日本「今の政府には未来展望が無く、目先の事のみ追われている」)がしかし危機、や問題と叫んだところで何の解決にもならない、誰かがこれらの問題に取り組まなければ、それは、私たち自身の問題と取り上げて、先ず、自分が志を持ち動かなければ、問題解決の糸口さえ見えないのではないだろうか?
 中西啓介君は故郷、阿南市からこれらの問題点の解決策を発信してくれるものと、大きな、期待感が持てる、貴重発表でした。

 次に3人のパネルディスカッション「社会の経営を考える」が有りました。
 河内山哲郎氏は将来の道州制ビジョンのお話がありました。国の権限を何処まで委譲し、それによる経済効果、州内の人口の移動(過疎化)等の問題点が此れからの課題とし考えなければならない事や州独自の特色を如何に出して行くかなどが今後の道州制を考える前に解決することが先決だとのお話でした。
 笠松和市氏は葉っぱビジネス、ごみゼロ宣言バイオマス、有償ボランティア活動など地域の経営を実践している、お話と現在人口2000人の町に年間4000人の視察が訪れているとの事でした。
 大南信也氏は住民主導の町づくりを実践されている方で全国初となる道路清掃活動の実践や神山アーティストなどアートプロジェクトを始動させ「世界の神山」づくりの推進と的確な目標に向かっての過疎化を進める持論を持ち活動している、具体的なお話でした。

 後、伊藤智子氏、岡田育大氏、新居洋子氏、高松真実子氏の3人の地元出身の方の阿南を思う気持ちを力強く語られ、懇親会に移りました。
 懇親会では松下政経塾塾長の佐野尚見氏、塾頭の古山和宏氏らとイロイロなお話が出来、塾生にとっては、貴重な時間でした。
        

 最後に阿波踊り懇親会を閉め良い雰囲気での懇親会でした。
 今後の中西啓介氏の活躍を期待致します!!
平成22年2月7日
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