第 190 号
山田方谷先生“生誕205年記念”フォーラムに参加して
 小野晋也氏の記念講演は「方谷先生の思いを生かす町づくり〜人を大切にし、人を育て、人を輝かせるまち高梁」でしたが、聞いていると、方谷先生の足跡を少し語っただけで、本来の高梁市まちづくりの具体的な提案がなされなかったのが、残念でした。

 高梁市の市長近藤孝則氏のお話は「人、まち、自然にやさしい高梁」でしたが、市長も方谷先生の話と高梁市の観光施設の話で終わり、具体的な行政からの政策案がなされなかった。
 後のシンポジュゥムでは、コーディネーターの小野晋也氏の何時もの独壇場で、パネラーの人達の話を聞き、後は、会場の人達をランダムに指名し話を引き出すパタンで終わってしまいました。

 今回、山田方谷先生生誕205年記念フォーラムに参加した人達は、山田方谷先生の偉大な足跡を聞きに来たのか、高梁市の観光による活性化の話を聞きに来たのか、壇上で話された方の話では私には良くわからないまま終わったとゆう感じでした。
 高梁市の市長近藤孝則氏の話に有った様に観光であるならば、方谷先生と高梁市を絡めた観光について、具体的なフォーラムが聞ければ、会場の人達も其々の自分たちの町の事に落とし込んで考えられ、高梁市の観光にもっと具体的な話が有ったのではないでしょうか?

       

 以前、岡山の森氏に、高梁市を案内してもらい、観光施設は沢山あり、又、山田方谷先生の話だけでも一日有っても語りつくせないぐらい、凄い先生が居られた事は、観光市に必要な条件が揃って居る町だと感じ高梁市は素晴らしいなと感じて、再度、自分たちだけで、高梁市を訪問いたしました。まず、駅に行き、観光案内所があったので、そこで「初めて高梁市を訪れたのですが何か観光施設を教えて下さい」と尋ねるとお城と吹屋ふるさと村を紹介してくださりました、ふと中を見ると山田方谷先生の本が置いて有り「どんな人の本ですか」と尋ねると「昔此処に居られた偉い先生に本です」と言われたので「どんな事をされた先生ですか」と尋ねると「よくわからんから本を読んで下さい」との返事でした、それ以上の事は聞けず、お昼時分でしたので「高梁市の名物の食事」を聞くと「あまり無いからホテルのレストランに行ったら一番ましですよ」と言われガッカリ!!
 まず吹屋ふるさと村に出かけましたが、看板が少なく、行きも、帰りも道に迷って、此れもガッカリ、それと、観光施設が5時にはみんな閉まっていて、時間をもてあまし、岐路に着きました。

 上記内容は此れからの高梁市の問題点として、一部書かせて貰いました。解決策は簡単です。高梁市の住民が自分の町を知ること、特に商店街の人達が、観光客に少なくとも、特産品、観光名所を案内できる、知識を持つこと。
 一部の人しか集まらない難しいフォーラムを開くより、町を挙げて高梁市の住民が、自分の町に誇りを持ち、宣伝マンに成ることが大事ではないでしょうか?
 そうすれば、少なくとも私たちが、高梁市に行った時の様な嫌な思いは無くなるのでは、又高梁市に来てみたいと思って帰って頂く、自分の町に帰った時、誰かに高梁市の良さを宣伝してくれる様な思いで帰って頂く事が大事ではないでしょうか?

 もう一度、町内会それぞれで、高梁市の良さを話し合い、再度検証し、観光客の目線で自分の町を見てみたら、違う良さ、又、悪いところが見えるのでは。
平成22年2月13日
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