第 208 号
松下政経塾「今治フォーラム」参加
 今治出身の丹下大輔氏が、松下政経塾を来年3月卒業するにあたり恒例の卒業論文にあたる、研修成果の発表会が、今治で、多数の有識者を招いて盛大に行われました。

 まず、はじめに恒例の松下幸之助の89歳の時のビデオが、放映されました。その中で、本当の政治は、いかにあるべきかを研究する機関として、松下政経塾を作ったとか、自主自得で、宮本武蔵に習って、一つのことを極めろと言われていました。

       

 これまでに何度か見てはいましたが、生の声は、説得力と迫力があり、又、初心に帰り頑張らねばと叱咤激励をされた思いでした。
 続いて佐野塾長の挨拶がありその後、野田総理大臣の祝辞が読み上げられました、さすがに総理大臣の祝辞とあって、会場は神妙に聞き入っていた印象を受けました、その中で、東北の復興に全身全霊を傾けて取り組む旨の言葉がありました。

 続いて本日の主役である松下政経塾30期生の丹下大輔氏の研究発表移りました。これからの地元今治の発展をいかに進めていくかについて、今治社中と銘打って尊敬する坂本竜馬の亀山社中に準え、行政と企業と市民が一体となってこれからの今治を観光都市にすべくいろいろな、具体的アイデアを発表されました。
 今やどこの市町村においても、同じ悩みをかかえており、産業の空洞化とか高齢化社会により財政は、貧窮を極め何かの活路を求めもがいております。ご当地、今治にとっては、新しい若くて、頼もしい人材が育ち大いに期待していることでしょう。

       

 その後国土交通省観光庁長官・溝畑宏氏、慶応大学教授・上山信一氏、民主党・仙谷由人氏と早々たるメンバーの講演が、ありその後パネルディスカッションと続いて、懇親会に入り閉会しました。私は、こうした、政経塾のフォーラムは、これで、2度目ですが、(前回は、徳島の中西啓介氏のフォーラムでした。何とあのフォーラムの後まだ、半年発つか発たないうちに国会議員になり驚かされました。)今回も、感心させられたのは、若いのに、これだけの人脈と堂々たる成果発表を見て、さすがに松下政経塾を卒業するだけのことはあるなと思いました。丹下氏もこれからが、まさに出発です。本当の苦労は、これからです。実績をつけるのには、長い道のりが必要でしょうが、今の熱意と使命感を忘れずに活躍を期待しております。
平成23年12月3日
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