第 213 号
坂村真民記念館“足跡を訪ねて”
 何故、坂村真民記念館を訪れようと思ったかと言いますと、一度、自分で偉人館巡りをしてみたかったのと、多分、そこに行くと何かが自分に得られると思い、心魅かれて足が向いたのだと思います。

    

 3月14日朝、小雨降る中、松山へと向い道に迷いながらも到着し、期待を胸に入館しました。

        

 ここで「念ずれば 花ひらく」で、知られる詩人『坂村真民』さんの略歴ですが、明治42年、熊本県で生まれ、平成1892歳で永眠するまで、数々の賞を受賞し、人生の真理、宇宙の真理を紡ぐ言葉は、弱者に寄り添い、癒しと勇気を与えるものとして紹介されています。今は故人となった方が記念館として、又、世界730基余りある詩碑として存在するのは、皆の心打つものが、数多くある証といえると思います。記念館を何で知ったかというと、タウン情報誌に紹介されていたからで、実際訪れてみると、広々とはしていないけれど、明るく見やすい位置に詩額が展示されていて、好印象を持ちました。一番好きな詩としては、なかある中から「鳥は飛ばねばならぬ 人は生きねばならぬ」という詩です。そこには生命の中に於いて、一切の妥協がないというか、使命・役目というか、根本的なものが伺えるような気がします。今日はこうして無事に過ごせる事に感謝して、又、時間があれば、再度訪れたいと思います。
平成24年3月14日
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