第 232 号
上村珠美さん来塾
 11月3日上村さん一家が四国政経塾に来塾されました。
 上村さんとの出会いは、松下政経塾の丹下君の今治のフォーラムで、白石徹先生より紹介を受けたのが初めての出会いです。その後上村さんがフェイスブックをされているのを知り、何度か上村さんのコメントを見ていると、脊髄の病気で下半身が不自由に成り、何年かして自転車と出会い、今では、自分の時間と身体の許す限りのサイクリング大会には参加されています。
 或る日、上村さんのフェイスブックに今日はうどんが食べたいので、高松に今から出かけます、其の2日後にカツオのタタキが食べたいので、高知に今から行きます!!!
 私自身多分、高松に来たからうどんを食べて帰ろう、高知に来たからカツオのタタキを食べようと何処かに行ったついでに、その町の食べ物を食べたり、物産を買うものと思って居ましたが、何故か、上村さんは私の逆でした。其のエネルギーは何処から生まれるのか、一度お話がしたく、四国政経塾への訪問をお願いしたところ、一発返事で行きますとの事、益々上村さんの行動力の源を知りたく成りました。

 3日の夕方3時半ごろ塾に着かれ、休憩無で塾生との話会いに入り、上村さんの今までの行動を起こした、実体験をお聞きしました。中には、自分自身体が不自由なのに東日本の震災時に婦人のリサイクルナプキンの製造をしたり、広島市中区の八丁堀界隈でオレンジリボン啓発運動の一環として、自社のスタッフでマスクを8000枚配布し、オレンジリボン運動とは「子ども虐待防止」を呼びかける市民運動です。マスクには児童相談所全国共通ダイヤルが記載されています。イロイロ自分で出来る事を世の為に行動出来る凄さ!!感動です。勿論、上村さんのお話は自転車です。不自由な身体で全国何処でも、サイクリングの大会が有れば参加、又、しまなみ海道は幾度となく走っているそうです。
 今回上村さんとお会いして、ふと毎日の様に塾生に「人間は生まれて来るにはこの世で果たさなければ成らない役目が有る、其れを早く見つける方法は行動する事から見つかる」と話して頂いています。
 松下幸之助熟主は「自分の道」と言っています、又、私自身お寺巡りが好きで、よくお坊さんとお話しさせて頂きます。お坊さんのお話では、障害者は仏様より選ばれた人で、人一倍努力出来る人しか居ないと言われます。まさに、村上さんは選ればれた人だと思います。

 此れからも、村上さんに行動を出来るだけ多くの人に発信し多くの人に勇気を与えて下さい。
 私ども四国政経も大きな勇気を置いて行ってくれた事を感謝いたします。
平成24年11月3日
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