第 249 号
・絵金蔵 ・自由民権記念館
龍馬の生まれたまち記念館 訪問
 518日前回訪れたが閉まっていたので、高知県香南市赤岡町の、絵金蔵を訪れました展示場は三つのエリヤ分かれて居て

 第一展示室=闇夜に開く極彩色の芝居絵
 絵金が極彩色の絵の具と圧倒的な筆の勢いで描いたのは六尺四方、二曲一隻の屏風絵。その修羅を描いた芝居絵の世界は、蝋燭の灯に照らされ揺らめき、動き出さんばかりの迫力で見る者の心をわしづかみにしてしまいます。

 絵金の屏風絵は、闇の中にあってこそ圧倒的な存在感と異彩を放つと言われています。「絵金蔵」では、絵金祭りの夜に倣って、展示室を薄暗くし、屏風絵をご覧頂けるようにしました。芝居絵は2か月に1回展示替えを行っています。
 聞こえてくるのは、赤岡海岸の波の音です。

 第二展示室=年に一度の文化を守るための日常
 まちに残っている23枚の屏風絵は、今まで町内各区で保管されていました。しかし、年に一度とはいえ商家の軒先に長年晒されてきた絵には傷みが見られるようになってきています。そこで、この赤岡の文化と屏風絵を子々孫々に残していくための収蔵庫としてつくられたのが「絵金蔵」です。でもやっぱり本物もご覧頂きたい。壁に穴を開けて覗き見できるようにしました。常時2枚ずつの公開で、月に1度展示替えを行います。絵金生誕200年となる平成247月には新しい展示ケースを設置、絵金作品や祭礼文化の魅力をじっくり味わっていただける企画コーナーができました。こちらも随時展示替えを行い、多彩なラインナップでその魅力をご紹介してまいります。

 第三展示室=絵金の生涯の謎を紐解く資料室
 絵金の謎に包まれた生涯を数々のエピソードとともにたどっていく資料室では、御用絵師の職を解かれた絵金がこの町に辿り着き酒蔵をアトリエとして暮らした頃の赤岡の町をキルトで再現しています。俗悪にして絢爛といわれる極彩色の屏風絵とはまったく異なる狩野派時代の作品や軽妙なスケッチなども紹介、謎の多い絵金の風貌がここから浮かび上がってきます。

 絵金蔵を後にして、高知市内の自由民権資料館に向かいました。此の資料館は、私は何度も訪れています。新しい塾生が入塾すれば必ずつれて行きます。今の民主化運動の原点で当時の人達がどれほど苦労し本気で行動を起こしたかを解って貰う為です。
 記事の内容は何度か塾報に載せていますので其方を読んで下さい。



 次に訪れたのは、龍馬の生まれた町記念館です。展示室は龍馬が幼き頃から如何にして倒幕運動に入ったのかをコンピューターグラフィックで解りやすく展示されました。
平成25年5月18日
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