第 285 号
京都訪問
 10月29日から31日まで京都訪問致しました。
 目的は、松下幸之助資料館、霊山歴史館、東寺の国宝東寺百合文書のユネスコ世界記憶遺産登録祝いの会。砂原長者様、砂原総務部長様をお招きしての東寺領縁の会主催の祝賀会です。

 29日は松下幸之助資料館訪問、受付で訪問手続きを済まし、上の階に上がると、笑顔で館長の遠藤氏が迎えてくれました、名刺交換後資料館の中に入り、資料館の中は整然と松下幸之助の生き様、人生哲学、経営哲学、日本国家の将来像まで深く考えてられた事が時代の流れに沿って展示、スライドと誰にでも良く解る様展示されていました。私達も四国政経塾を立ち上げ、松下幸之助塾主の残してくれた、言葉を22年間勉強して参りましたが、資料館は94年間の松下幸之助が良く理解し、実践する大切さと働く(生きて居る意味)中身が詰まっていました。
 只、私の中に松下幸之助は人脈についてあまり語っていないので、遠藤館長にお聞きすると、其れは磁石みたいな物ですと言われました。其の時は私にはピンと来ませんでしたが、展示室の素直な心10ヶ条が書かれたブース有り、私は其処で足を止めて深く考えらせました。素直な心10ヶ条を一つ々、ユックリ考えながら読ませて頂き大きなショックを受けました。遠藤館長の言われた磁石が其処に有り、人脈みたいな事を考えていた自分が恥ずかしく成りました。松下政経塾に入塾するには運の強い人が必要と塾主が言われた意味が此処に有り、人脈も此処に有りました。私の言葉で言わせて貰うと「大きな志で自分の道を素直に歩き続ければ必ず光は見えて来る、必要な人材、知識、知恵、物資、が寄って来る」もう迷う必要が無い、凄い勇気と此れからすべき事が少し見えて来ました。
 後、心に残る言葉は社員とゆう社長で仕事をし、己のやって来た事に自信を持てる仕事をする事が家族の為、仲間(同僚)の為、会社の為、しいては国の為に成る事と自信を持って働く大切さです。時間があまり無かったので全部は理解出来ませんでしたが、次回訪問する時は一日掛けて勉強したいと思います。
 資料館を出る時、遠藤館長が外まで出てきてくれ私達の姿が見えなく成るまで頭を下げて心から訪問の感謝の気持ちを表してくれました。私達も何度も頭を下げましたが、館長と私達の頭の下げ方の違いに最後の最後に無言の大きな教えを受けました。(遠藤館長が松下幸之助塾主に見えたのは私だけかな?)
 夜ホテルに帰り一人資料館の中に展示して有った内容を覚えている限り、反省の意味を込めて思いだし自分達の生き方がまだまだ不足していると痛切に反省し床に付きました。松下資料館の事はまだまだ書き足りませんので次回訪問した時に書きたいと思います。

 翌日は朝から三十三間堂を訪問し、寺の中に入ると目に入って来たのが、金色が少し剥がれかかった千手観音立像でした。圧倒させられる千手観音立像の真ん中に一際大きい千手観音坐像が鎮座して、左右に500体の千手観音立像が並んで居ました。ただ、ただ圧倒させられる光景に驚きの一言です。観光客が多くユックリ見たかったのですが、人に押されて流れで出てしまいました。次回季節外れにもう一度訪れジックリ見たいと思います。

 次に霊山歴史館に向かい、歴史を動かした人物の勉強です。霊山歴史館は昭和45年(1970)に、全国ではじめて幕末・明治維新期の歴史を総合的にとらえて研究する専門博物館として京都に開館しました。
 幕末、京都は政治の中心地でしたが、この時代に活躍した志士、大名、天皇、公家のほか文人、画家などの遺墨や遺品、書状、各種資料・文献などを収集、調査、研究し、公開展示を行っています。
 坂本龍馬、中岡慎太郎、西郷隆盛、木戸孝允、高杉晋作など倒幕派志士の遺品とともに、新選組、徳川慶喜、松平容保など幕府側に関する資料も数多くあり、倒幕・佐幕両派がともに活躍したこの地で幕末維新史を双方の視点から見ることができるという特色があります。公開は5000点を超える収集資料から約100点を選んで展覧会を行っています。
 当館の運営は明治百年にあたる昭和43年(1968)に創設された霊山顕彰会(現・公益財団法人)のメイン事業として行われています。(霊山歴史資料館文)
 中に入ると先ず、吉田松陰の生き様をハイビジョンテレビで流して居ました。其れを見て、大きな志と強い精神力と何でも興味を持ち行動する大切さが窺える内容でした。其れからはイロイロナ展示物が時代と共に展示されていました。当時倒幕に向かい正面から対じして行動して行く当時の若者が如何に大変だったかと覗える資料が数多く展示されていて、見て行くに連れて今の若者にもこれ位自分の国を思う気持ちを持って欲しいものだと感じつつ一回り見てまいりました。外に出ると歴史館の直ぐ横にその時代其々の思い出活躍した志士達のお墓が立ち並んでいました。坂本龍馬と中岡慎太郎のお墓だけ何故か取り居で囲まれ並んで有りました。
 幕末から明治維新の時代数多くの倒幕の為名も無く死んで逝った人、又新撰組見たいに当時の徳川政府を守る為死んで逝った人、同じ時代を動かした人達の命、同じ重みで有る事を忘れないで心に刻んで欲しいと思うのは私だけでしょうか?深く考えて欲しいものです。

 翌日は東寺の国宝東寺百合文書のユネスコ世界記憶遺産登録祝いの会。砂原長者様、砂原総務部長様をお招きしての東寺領縁の会主催の祝賀会に参加の為、9時半頃東寺に入りましたが、もう皆さん集まっていました。
 式典は長者様のお話で始まり、東寺領縁の会の人達の活動の大まかなお話しが有り、後長者さんと其々の団体の記念撮影をし祝賀会の会場に移動しました。

     

      

 祝賀会では先程お話された其々の団体(地域)と東寺の結び付きを聞き、砂原総務部長様の乾杯の音頭で祝宴です。

       

 料理は地域の持ち寄った食材が多く出され大変厳粛の中にも穏やかな雰囲気で終わりました。後特別展示品の見学をし、貴重な経験をさせて頂いたお礼を皆さんに言って京都を後にし岐路に付きました。今回の京都訪問は大変多くの人達にお世話になり、又貴重な経験をさせて頂き心から感謝です。
平成27年10月31日
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