第 38 号

『和』の力

 今回、四国政経塾の事務局長である、鈴木俊広氏が県議の補欠選挙に立候補されました。私は、先輩塾生である鈴木氏に、どうしても当選して貰いたく「少しでも力になれれば・・・」との想いから個人的に選挙のお手伝いをさせて頂くことにしました。


 はじめに選挙結果を申しますと、鈴木俊広氏が6884票を獲得し見事当選しました。選挙のお手伝いという経験を通して、私は「選挙の難しさ」そして「厳しさ」を学ぶとともに、『人の和』について考えさせられました。
 私が考える選挙とは・・・(もちろん、そんな単純な物ではないのでしょうが)どんなに候補者や、その周囲の関係者が躍起になっても、一般有権者に候補者がどんな人物か知ってもらい(顔、名前から始まり、理念、信念、etc・・・)理解、支持を得て、有権者に投票に行ってもらって、初めて「当選」という第一目標を達成できるのだと思います。その為に作戦をたて、様々な運動をするのですが、限られた時間の中でより良い結果を出そうとするならば、おのずと地域(選挙区)、職場(企業)、各種団体などの中の『キーパーソン』なる人物に協力(助け)を得る、まさしく『人の和』の力が必要となるのです。それは選挙事務所関係者(支援者)も同じで、各々が『候補者』という神輿を担ぐ一員であり、貴重な一票を持っている有権者でもあります。支援者、事務所関係者、全員が「候補者を当選させる。」という一つの目標のもとに集まっているので、場の雰囲気や結束を乱す(独善、知ったかぶり、自分勝手な思い込み、一時的な感情での)発言や行動は慎まなければなりません。しかし、だからといって「馴合い、かばい合い、臭い物に蓋」という類のものになってもいけません。各々が組織内での自分の役割(立場)を把握し、今自分が何をしなければならないか、何をすることが候補者の為になるのかを常に考慮し行動する、そうやって各々の気持ちを一つにして全体の士気を高める、それが『人の和』であり、そういった雰囲気作りが大切だと思うのです。
 今私は、鈴木県議の当選後のお礼とご挨拶周りに、運転手として同行させて頂く事があるのですが、お世話になった方々に、丁寧に頭を下げる県議の姿に一票の重さ(尊さ)を痛いほど感じます。選挙は当選を以て終わりではなく、これからは一日一日が、県議にとって意義ある大変尊いものとなることでしょう。







   『 和を以て尊しとなす』 されど 『 和して同ぜず』





 本当に大勢の有権者に、想いを託され選ばれた鈴木県議には、我々を代表する公人として最後まで『鈴木俊広の議』を貫いて頂きたいと思います。
 最後になりましたが、本当にご当選おめでとうございます!!

平成16年3月31日
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