第 50 号
歴史が残る街 京都
 平成17年1月15日から16日の1泊2日で京都へ行ってきました。塾へ通わせてもらうようになり2回目の異人館巡りでした。京都と言えば中学生のころを思い出し、修学旅行のような気分で四国中央市を出発しました。三島・川之江から松山自動車道にのり、香川、淡路島と景色が変わり、兵庫、大阪へと入ったとき自分の中で初めて関西に行った時のような興奮というか高揚感を感じました。周りを見ると、交通量が多く、当然と言えば当然ですが大阪や京都などの関西ナンバーの車ばかりが走っており、改めて四国から関西に来たんだなぁと実感しました。出発して約4時間、12時前にホテルへ到着しました。そして、ホテルで今回の偉人館巡りを案内してくださった京都政経塾の卒塾生の磐田さんと合流しました。まず、昼食をとる事になりました。 『がんこ』 という京都らしいお香の香りが漂う綺麗な庭のある料亭でした。他の客は正装をしている人が多く、まさに高級料亭という感じでした。


 昼食を終え、料亭の正面にある『島津創業記念資料館』に行きました。他の塾生の方々は『島津』という名を知っているようでしたが、最初、私は全く聞き覚えがなく、どういった功績を残した人なのか分かりませんでした。資料館の職員さんの案内(塾頭に指摘され翌々考えると特別なコトだと気づきました。)で館内を見学しました。まず、創業者の初代島津源蔵氏について説明してくださりました。日本で最初の小学校をつくったというコトを知りました。驚きでした。それも何校も同時につくったと聞き、また驚きでした。そして、館内を見て回ると小中学生の時に理科の道具の原型のモノなどが多くあり、なんとなくその当時に戻った気がしました。


 『島津創業記念資料館』を出て、次に『池田屋跡』や『近江屋跡』など新撰組や坂本龍馬・中岡慎太郎に関係のある場所を見て回りました。それらの記念碑は多くの商店が建ち並ぶ中心街にありました。普通に買い物をしながら歩いているとつい見過ごしてしまいそうなくらいにひっそりと建っていると印象を受けました。私達が写真を撮っていると「こんな所で何をしているんだろう」という目で通り過ぎて行く人たちの視線を感じ、京都に住んでいても、ここが日本に多大な影響を与えた人々の足跡の一部だと知らない人も多いのではないかと感じ、目にすることができたという嬉しさの反面、少し寂しさも感じました。


 夕食を趣のある歴史を感じる料亭『松葉亭』で頂き、そのまま、あの『輪違屋』に向かいました。京都に行く前から、『輪違屋』の話は聞いていました。現在は京都の文化財で新撰組も通っていた置屋で、唯一、太夫サンを抱えている所だというコトを聞いており、また、「一見さんお断り」という言葉を聞き、さらに敷居の高さが半端ではないことを感じていました。ついに『輪違屋』に到着しました。なかに入ると傘を埋め込んだ襖や紅葉で形を採った壁などを傷や汚れをつけてはいけないと恐々と見学させて頂きました。次に緊張を残しつつ、酒を飲むことになりました。飲み始めるや否や、(話には聞いていたが)マスターの高橋さんのディープな話やマスターの口から出るビックネームに唖然となりました。少し飲んだ後、偶然、太夫サンが出前から戻ってきたらしく、特別に来ていただきました。その登場にまたまた唖然となってしまいました。想像していた太夫サンはもっと堅いイメージがあったのですが、実際にお会いした太夫サンはとても気さくな方で写真まで撮らせてもらい、(恐縮の余り)あまり話せませんでしたが、とても濃い時間を過ごさせていただきました。これも塾頭の日頃から言われてる人脈の大切さを思い知らされ、まさにその通りと納得、塾頭の人脈力の凄さを感じさせられました。

             

 翌日は、新撰組の八木邸、東寺や寺田屋などを見て回りました。八木邸や寺田屋には若い人も多く来ていました。八木邸には芹沢鴨暗殺時の刀傷が残っており、寺田屋にも坂本龍馬の銃弾跡が残っていました。普通ならば、こういった刀傷や銃弾跡はすぐに修繕修復されそうなものですが、今もこうして残っているということに新撰組や坂本龍馬が人々の心に大きな存在として残っているのだと改めて感じました。そして、東寺には数々の菩薩像や明王像などがあり、正に国宝・重要文化財に相応しく見る者を圧倒するものでした。五重塔の耐震構造などの建築法にも驚かされました。


 今回、2回目の偉人館巡りだったのですが、初めての経験が多くでき胸がいっぱいという思いの反面、観光の名所ということもあってか観光気分で見学してしまったという部分も多くあった気がします。今思えば表面的な部分しか見学していないという反省と後悔が残っています。次に行く機会があれば、新撰組や坂本龍馬などに生き様に少しでも触れられるような、もっと奥の部分に何か発見、気づけるような見方で見学できればと思っています。

 案内をしてくださった磐田さん、輪違屋の皆様、京都でお世話になった方々、貴重な経験をさせていただき、有難うございました。
平成17年1月16日
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