第 56 号
命がけの行動の大切さ
 先月は何かと行事が有り偉人館巡りが出来なかった。四月に入り高知の自由民権記念館と中岡慎太郎館の勉強会に出かけた、私は二度目の拝観で有る、塾生の中に何人か行きたいと希望でも有った。

 自由民権記念館では明治維新によって新しい時代に入ったが、明治政府の目指す方向とは違う道を探り板垣退助を中心に自由民権運動を全国に呼びかけ多くの賛同者が集まり、憲法を作り国会を開く、税金を安くする、言論や集会の自由を仲間達とともに命がけで訴え続け民主主義運動の大きな役目を果たした資料が数多く展示されている。

 中岡慎太郎館では幼少の頃から薩長同盟を結び新しい日本を築くまでの29歳と7ヶ月間の慎太郎の壮絶な人生をリアル且つ解り易く展示されている。
 今回の異人館巡りで、板垣退助、中岡慎太郎の二人とも国を思い、地域を思い、民を思う気持ちは同じではないだろうか、只、今の時代、私も含め本当に国を思い地域の事を考え住民を思う人が居るだろうか?
 各々の今の置かれた立場で自分を考えなおした時、家庭の中、地域の中、会社の中での本当の役割もう一度考えて見ては如何だろうか。
 国が有って地域が成り立ち、会社が成り立ち、家庭が成り立っている事を再認識したいものですね、本当に命がけで、自分の家庭、会社、地域、国を守る為に何をするか、どんな行動を起こすか、行動を起こさなければ何も生まれて来ないし、新しい考えも浮かばない、各々のポジションで、出来る事から、真剣に命がけで行動を起こす事が今の時代が望んでいるのではないでしょうか、毎日、自己中心型の事件、事故等がマスコミで流れ、其れを見ている我々も日常茶飯事だから、またかで聞き流している、是ほど怖い事はないのではないでしょうか!!今の子供達は自分の周りだけでなく、マスコミの影響を受け、自己中心型に成り、少年犯罪が多発しているのは事実である、此れはマスコミが悪いのではなく、今の教育に有るのではないでしょうか「国家百年の大計は教育に有り」集団生活の大切さ(多くの人に助けられている事実)家庭の中、会社の中、地域の中、国の中、皆が少しの時間だけで良いからもう一度このままでこの国で良いか考え、家庭から変えて会社、地域、国を変えてみませんか。
 皆で家庭の大切さ、国の大切さをもう一度考えてみようではないか。少しは板垣退助と中岡慎太郎の真似事をしましょうや!
平成17年4月9日
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