第 72 号
「107+1〜天国はつくるもの」
てんつくマン映画上映会
 11月26日、てんつくマンの映画上映「107+1〜天国はつくるもの」・ミニトークライブ・書き下ろしパフォーマンスを四国政経塾で行ないました。
 チケットの前売り、ポスターのお願い等、1ヶ月前から、100名の参加者を目標に準備を始めましたが、当日は90名来て下さいました。又、当日はてんつくマンの書籍やグッズ等の販売の他、西条のエコファクトリーさん、地球村の中川さん方のブース店なども参加し、スッタフを合わせると、政経塾の教室は約100名程でした。

映画上映会

12:00
12:30〜13:30
13:35〜13:40
13:40〜14:00
14:00〜16:00
16:10〜16:15
16:15〜16:50
17:00〜18:00
 開演
 書き下ろし
 主催者挨拶
 てんつくマン監督挨拶
 映画上映

 休憩
 ミニトークライブ
 書き下ろし
  

 上映にあたり、主催者挨拶の為、当塾の塾生・二宮さんが塾でのてんつくマンの上映に至ったながれ及び塾の方針等の説明をし、その後てんつくマンの挨拶が有りました。映画上映は2時間程でした。映画の内容は、「命・環境問題・沖縄〜鹿児島航海・アフガニスタンの子供たち」とても良い映画でした。

 まず、命の大切さです。命は人間だけでなく動物や植物、この世全てが命だと感じました。人の命だけを大切に思うのではなく、動物たちや、植物・物・・・。私達人間は生きていく為に、食事をし、衣服をまとい、言葉がしゃべれます。ですが、動物や植物や物はどうでしょうか?現在では、ペットとして、犬だけではなく、いろんな動物をペットとして飼っていますが、自分たちの都合で飼ったものの世話が出来なくなった理由だとかで捨ててしまう、自分が飼った動物なら、飼ったその時から親と同じです。親なら最後まで見とどける! 自分の子供が、生意気だとか、口答えばかりして気に入らないとか、何らかの理由で我が子をゴミのように捨てますか! ペットとする動物や植物だって、自分や子供と同じで生きている、命があるのだから私達人間と同じではないですか。 捨てられ野良犬になった犬たちが、保健所で始末された内容を見て、怒りそして悲しくなりまた。 私達人間の愚かさに・・・・・。 大切にしよう命を・・・・・。

 沖縄のゴミの問題をいかに解決するかの問題提議では、場所を気にせず捨てているゴミの山です。 テレビなどで一時、ゴミ屋敷などが報道されていましたが、山中に捨てられたゴミは、わざわざ山中まで出向き自らの手でゴミを捨てています。 ゴミを拾う事は簡単ですが、拾ったゴミの処理の問題です。焼却するのも費用がかかり、産廃場に持って行っても同じです、拾い集めてゴミでリサイクルを考え風車や蝋燭等イロイロな物を作り、イベントを開き、各家庭に持って帰ってもらう、つまり、ゴミのリサイクル。
 てんつくマンさんのトークライブの話の中にゴミの事について話がありましたが、目の前に落ちているゴミを拾う、ゴミを捨てている人を目の前で見た時、捨てた人の前で自分がゴミを拾いゴミ箱へ捨てる、捨てたらまた目の前で拾ってゴミ箱に捨てる・・・。という話が聞けました。町を綺麗にする方法はいくらでもあります、まず自分でするべき事、マナーとして自然とやらなければならない事、街中でゴミ箱がない場合、ポイ捨てをするのではなく、自分が出したゴミは持って帰り、各々が処理をする事、それがゴミ撲滅運動ではないでしょうか。又、てんつくマンさんが言っていた、落ちているゴミを拾う、捨てている人のゴミを拾いゴミ箱に捨てる、それが自然と自分が身に付いた時、人々がそれを見て自分たちもゴミを拾う、ゴミを捨ててはいけない、そういう人達が増えてくれればとそう願いたいです・・・。

 沖縄〜鹿児島までの航海のドキュメントでしたが、この航海の中で人間はチャレンジする事(行動)で凄く成長していく者だと考えらされました。沖縄〜鹿児島までの航海の為、自分たちでまず船を作る事からの始まりです。
 船を作り、航海へ出発しました。途中、自分たちの作った船で渉るのは危険すぎると、諦めなければならないという判断が下されました。それは、渉りきってやるという熱意だけでは渉れないという事、あまりにも海をなめてかかっていた事、何より大切な船(自分たちの命を運んでくれる)のメンテをしっかりやっていなかった事が原因です。 ですが、そこで諦めるのではなく、船を一夜で修理をし、鹿児島まで渉りきる事が出来ました。
 彼たちの、絶対渉りきってやるという熱意だけでは達成できない、物を大事にするという事も大切であるという事が解かると思います。ただやり遂げてみせると、行動することも大切かもしれません、ですが、行動を起こす中にも物や人への大切な思いやりを日々におこたってはならない。

 最後に1mのマフラーを1キロ編み、アフガニスタンの子供たちに届けるというドキュメントでしたが、最初はナカナカ上手く行かず、努力する事により全国からマフラーが集まり、目標にしていた1キロを超えて集まった。アフガニスタンの子供たちに、全国から集められたマフラーを届けに行く、という内容でした。
 感じたのが、諦めない事、行動する事がやはり大事だという事。マフラーを1キロ編み、アフガニスタンの子供たちに届けるという事を諦めず行動していたからこそ、全国からの賛同者があり、支援してくれたものです。自分の信念と行動がかたちになり、アフガニスタンの子供たちに届ける事が出来た。又、届けることによって、子どもたちの命が救われる。

 いかに行動が大切かという事、考えるだけで行動はしない、言うだけで行動はしない、聞くだけで行動はしない。考えるだけ、言うだけ、聞くだけなら誰でも出来ます。映画を観て得られた事は、塾の理念でもある「行動」という事、又、軌保博光さん(てんつくマン)からは、何事にも「あきらめない」という事でした。人の話を良く聞き自分に足りない物を見つけ、自分の為・人の為・又地域の為に少しでも役に立てるよう日々の行動の中で自分が成長できればと思います。

 会場に来られた方は、映画を観ようと、てんつくマンに会いに行こうと思うだけではなく、見に行こう・会いに行こうと行動をおこしたから、映画を観て、てんつくマンに会って自分なりに・自分の中に何かを感じ、映画を観て何かを得られたと思います。上映会のアンケートでは、人を信じること・行動することが必要・人の幸せを考え行動する事・諦めないこと・・・いろんな感想がありましたが、アンケートに書いた感想・思いをアンケートに応えただけで終わりにするのではなく、映画を観て自分に得られたものを自分のものにし自分を信じて、人に伝えていく行動をして頂きたいと思います。

 軌保博光(てんつくマン)さん、政経塾の理念「行動」は同じでしたが、何事にも“諦めない”という事を気づかせてくれた事に感謝いたします。有難う御座いました。

 最後に、映画上映に関してご協力頂いた方々、そして会場に足を運んで下さった方々有難う御座いました。

平成17年11月27日
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