四国政経塾の成り立ち


 四国政経塾は、故松下幸之助氏(松下政経塾の創始者)の意志を引継ぎ「ちにか(ちいきからにほんをかえる)運動」を行っている民間のボランティア団体です。

 財団法人松下政経塾は、パナソニックの創業者である 塾主 故松下幸之助は、自らの経験と直感から、数十年前に「日本はますます混迷の度を深めていく」と今の日本の危機的状況を予言していました。 この難局を打開する為には「新しい国家経営を推進していく指導者教育が、何としても必要である」との思いから、
私財70億を投じ、1979年設立しました。

 塾生は全寮制で、寝食を共にしながら3年間の研修を行います。 しかしながら、常勤の講師はいません。 理想の国家経営はどうあるべきか、各自仮説を立て、現場での体験を重ね、仲間たちと研鑽を積みながら自得していく、「自修自得」「現地現場」「切磋琢磨」などを研修の基本理念としています。 そして、卒塾後は理想の実現に向け、自らの道を切り開いていきます。
 今日の日本の危機的状況を良くするため、政治家だけでは日本は変わらないと、初代塾頭 上甲晃先生が、地域が変わらなければ日本は本当に良くならないとの考えで『地域から日本を変える』運動の為、機関誌を出し、地域にも同じ志を持った塾を作り、国と地域が一体と成って良き国家を作る運動を始めました。

 この運動が始まった時期に(1993年)四国政経塾も松下政経塾より政経塾の看板を頂き本塾と同じかたち「自修自得」「現地現場」「切磋琢磨」などを研修の基本方針で人材育成の為の勉強会を始めました。

 尚、この記事は四国中央レポートの協力を得て、今後、四国政経塾の勉強会の内容、活動等を紹介させて頂きます。

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