韓国釜山市 「機会の学塾」 交流
 平成21年10月7日(水)〜9日(金)の3日間、韓国釜山市を拠点に12年間活動を続けている姉妹塾「機会の学塾」との交流事業を行いました。今回は「機会の学塾」23期生が卒塾に当たる事と「四国政経塾」に新しく入塾した藤川氏が、韓国へ半年間語学研修へ行くための事前打合せが主な訪問目的です。これまで「機会の学塾」との交流を続ける中で、近年特に言葉の壁による相互のコミュニケーション不足が早急の課題となっており、前回香川県直島にて「機会の学塾」代表者を迎えて協議を行った中で言葉の壁に対する対策として語学研修を目的とした人材派遣と、合わせて両塾を結ぶ人材育成の行うことを検討し、韓国へ派遣する人材を求めておりました。塾生の高橋氏の紹介により、半年間のホームステイで生活保障はあるものの、その間は無報酬で語学研修に専念するという難しい条件にも関わらず、この度藤川氏が「四国政経塾」への入塾に合わせて韓国への語学研修訪問に手を挙げてくれました。私共には大変有難い貴重な人材です。必要な書類関係や訪問研修内容などの打ち合わせを行うため「四国政経塾」での面談を終え、受け入れ先である韓国「機会の学塾」ユウ塾主との面談も今回の大きな訪韓目的でした。

 初日は空港までいつものように学塾のユウ塾主とOB会のパク氏・ソン氏が空港に出迎えに来てくださいました。ホテルにチェックインを済ませ、今回は夕方からユウ塾主が大学講義への参加のため塾主不在ではありましたが、OBのパク氏・ソン氏の両名がホテル近くの焼肉店で夕食をご馳走して下さいました。パク氏とソン氏は両塾の関係を繋ぐ為の窓口的な役割を担っていただく方々です。互いに言葉は分からないのですが、藤川氏がオーストラリア留学で少々英語が出来るとのことで、なんとか意思疎通などは図れ大変助かりました。私たちも覚えたての少しばかりの韓国語で何とかコミュニケーションを取る努力を試みながら、身振り手振りの会話ではありましたが、終始和やかな感じで本当に美味しい骨付きカルビをご馳走になりました。大変美味しいお店でしたので、また是非行きたいと思います。

 2日目は午前中ホテルのロビーにて、ユウ塾主と藤川氏の語学研修に関する打合せを行いました。今回の語学研修受け入れに関する契約書や必要書類などについて確認を行い、提出書類についてなどの詳細について打ち合わせた後「機会の学塾」事務所移転(現在借りている教室が契約期間の終了により事務所移転の予定)に関する内容についてもお話を伺いました。移転に当たり新規事業としてブック喫茶の運営を計画しているとのことでご説明いただき、ユウ塾主がイメージするようなブック喫茶店が近くにあるとのことで、打ち合わせを終え「百年魚」という名前のブック喫茶店へと向かいました。私がイメージしていたブック喫茶は、日本のマンガ喫茶やインターネットカフェのようなものでしたが、実際に訪問してみると、韓国の有名な詩人の方が経営しているお店らしく、室内には哲学書や詩集などの文学的な書籍が沢山配されていて、想像したものとは全然違ったお店でした。日本に同じようなお店があるかは分かりませんが、少なくとも私の地元では先ず見たことのないスタイルの喫茶店でした。文化的でハイレベルな喫茶店でして、個人的正直な感想としては、少なくとも日本でも韓国にしても、地方で運営するには、かなり難しいスタイルの喫茶店のように感じました。しかし、同時に「機会の学塾」が運営するには相応しい事業スタイルでもあるとも感じました。その後事務局の方々と昼食をご馳走になり少し自由時間をいただき、今回藤川氏がはじめての韓国訪問でしたので、釜山の有名な観光地である国際市場を散策しました。その後一旦ホテルに戻り夕刻6時にホテルから「機会の学塾」事務局へと向かい、今回のもう一つの目的である23期生卒塾に当たっ
ての講義に向かいました。何度か訪問を重ねることで、イー氏やミカさんを始め事務局のソンさん等々、顔見知りの卒塾生の方々とも出会えて、徐々にではありますが相互関係のきっかけを見つけることが出来そうに感じています。

 さて、塾頭からの講義の前に「機会の学塾」事務所移転に際し多くの費用が必要になることもあって「四国政経塾」と「大和田塾頭」から移転費用や相互の更なる交流のために使
って頂きたいと、それぞれから寄付金の贈呈をさせていただきました。そして今回は塾頭から23期生に対して「17年前に様々な困難と苦労を重ね‘‘人のために役立つ人材を育てる夢‘‘を追い求め築き上げたこの「機会の学塾」で、1期生から23期生までがこれまで勉強を重ねて来ましたが、この学び舎で学んだ気持ちを大切にして欲しいと思う。今まで本当に本気で活動してきたか?今一度考え直してほしい!両塾は本気で日韓関係を良くしたいとの思いからスタートし、誰かのため・地域のため・社会のため・引いては国のために役立つ人材育成をすることを目指してきた意味を今一度考えて欲しい。そして、学んだことを知識として留めるだけでなく、実践してほしい」と・・・少し手厳しい感想と意見を述べた後、23期生に向かい「半年間・・・よく頑張った。卒塾おめでとう!」と言葉を贈られました。

        

 そして、今回藤川氏が24期生として「機会の学塾」に半年間お世話になるに当たり挨拶を行いました。藤川氏からは「オーストラリア留学時に辛い時・悲しい時・楽しい時を分かち合ったのは、オーストラリア人ではなく韓国人で、四国政経塾の門を叩きまた、韓国とのご縁で皆さんと一緒に勉強できることを大変嬉しく思っている。よろしくご指導願います」と堂々たる挨拶を行い、ユウ塾主から好評をいただき「
塾頭交代ですね?!」とユーモアも飛び出す一幕もあり、先ずは入塾試験を見事に合格しました。教室で懇親会を行いながらホームステイ先の皆さんとも懇談を行い、今回の訪問交流の日程を無事終えることが出来ました。
 今回もユウ塾主を初め事務局やOB会の皆さんには本当に暖かいお心使いをいただき、心より感謝申し上げます。また、藤川氏訪問に当たりましては、皆様に色々とお世話になりますが、何卒宜しくお願い申し上げます。
 そして現地に向かう藤川氏には、期待と不安の複雑な心境だと思いますが、貴重な経験をできる絶好の機会です。是非とも有意義な韓国研修にしてほしいと思います。習慣や文化の違う世界での生活は大変だと思いますが、持ち前の明るさで頑張ってほしいと思います。
平成21年10月9日
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