韓国機会の学塾との交流事業「ビジネス交流の可能性を深る」
 平成18年5月12日〜14日の3日間、韓国釜山市にある機会の学塾との交流事業に参加しました。朝8時に当四国政経塾を出発、洲本港より関西空港へ渡る、いつものルートで午後2時30分頃には、韓国釜山市の空港に到着しました。毎回機会の学塾の方々にお出迎えを頂き、深く感謝申し上げる次第であります。今回の訪問目的は、前回の訪問で提案したビジネスによる交流の可能性についての継続事業として、互いに情報・意見交換を行うということであります。

 初日はホテルで小休憩後、機会の学塾事務所内において、石鹸の生産販売の会社経営をされている李社長との商談からスタートしました。前回持ち帰った商品のモニタリングや市場調査の結果報告をし、商品の問題点・課題について意見交換を行いました。日本と韓国の生活スタイルの微妙な違いも
商品に大きく影響する事を互いに認識することができ、改良を加える研究を進めながら販売の可能性を探り進めることで
新たな方向性が見えてきたました。商談を終え、李社長に夕食をご馳走になり、午後8時からの17期生が集まる勉強会に参加しました。今回は17期生との初顔合わせでもあり、当塾を代表して、大和田塾頭が約一時間半の講義を行いました。今回の講義は旅の詩人である須永博士さんの詩を題材にしての講義であります。詩の内容はこうです。@「自分に夢がないと人に夢を与える事ができません。自分に力がないと人に力を与える事ができません。自分に幸せがないと人に幸せを与える事ができません。まず自分を作ることです。大きな強い明るい人間にさせることです。そこから本当の人生の出発がはじまります」A「出逢いはすばらしい。そこから信頼・夢・友情そして愛が始まる。出逢いを私はいつも大切にしていたいです」この2つの詩から人生にとっていかに「夢を持つこと」が大切であるかを伝えられた。私自身にも強く響く言葉・内容でありました。改めて自分の夢を強く噛み締めた次第であります。また、これを通じて「仕事」と「働く」の違いについても述べられました。物事に仕えるのが仕事、周りを楽にすることが働くということです。私たちは単に仕えるだけの単純な作業を繰り返すのではなく、いかにすれば周りを楽にすることが出来るかを考えることで、出逢いが生まれ、知識や知恵が生まれ大きく成長し、そして貴重な人脈という大きな力を手にすることが出来るということが、大変よく理解できる内容でありました。夜10時に勉強会を終了し、ホテルにて反省会をした後、床に付いたのが12時となりましたが、大変充実した一日でした。

        

 日目は旅行代理店の社長である禹氏との面談を行いました。釜山市と四国観光ビジネス交流事業として、まず日本の人に釜山の良さを知って頂くためのツアー企画について意見交換を行いました。今年の秋頃の実施に向けて企画を整理し、詳細を練り直した後に、皆さんにもご紹介とご案内を差し上げたいと思っております。その後、機会の学塾理事であるソンさんと、日本からの商品として匂い袋(京都でのみ販売しているもの)や地元生産している安全なアガリクスなどについて、韓国での販売の可能性について意見交換を行いました。韓国のGNPが日本の5分の1であるということや、商品自体に対する韓国からのストレートな価格意識の違いが要因となり
大きな展開は見込めない結果となりましたが、これも相互意識の違いを確認出来たという成果を残すことができ、日本での販売展開にも大いに参考になるものとなりました。次に便座シートの製造販売会社を経営するジャン社長との商談を行いました。釜山市の隣にあるキメ市に車で移動しました。キメ市は元々野菜等の生産農家が多いところでしたが、地価が安いということもあり中小企業が次々と進出し、現在6000〜7000社になっている町であるとの説明を受けました。韓国においても農業の後継者や高齢化問題は深刻であり、農家では生計が立てられず、工場への転換が急速に進んでいるとの事でした。この町に工場を持ち新たに工場を拡大するために、生産性を向上させたいとのご要望で、日本の機械製造メーカーと類似機械の性能を簡単にご紹介したところ、是非日本に来て詳細を確認したいとのことで話しが進みました。ジャン社長に山小屋のような空気のいいところで、昼食をご馳走になりました。帰りに石の博物館を訪問し、石のアートを見学しました。公共施設の割には、あまりバリアフリーになっていないことに疑問を抱き、通訳の方にお話しを聞いたところ、韓国では日本ほど社会福祉が進んでいない現状を聞くことが出来ました。福祉方面からも今後韓国との交流について意見交換の必要性を感じた瞬間でありました。今回、自然素材(コーン)を使ったトレーなどの食器類を開発している会社訪問も希望しておりましたが、都合により中止となりました。非常に残念でありましたが、次回また是非ご案内頂きたいと思います。夕食をご馳走になりながら、今後の交流で塾生同士の相互交流をもっと深めなくてはとの問題提起を頂きました。私としては、今回の交流でも言葉の壁を強く感じ、自分自身もマスター出来る出来ないは別にして、少しからでも韓国語に触れ、学習する努力をしなければと思った次第であります。

 最後の日は9時にチェックアウトし、空港までソンさんが見送ってくださいました。いつも、ユー先生を始めとする機会の学塾の皆様には、貴重なお時間を何かと誠意あるお取り計らいを頂き、本当に感謝申し上げます。今回の交流でお世話になりました、全ての皆さまに厚く御礼申し上げますとともに、今後も相互交流の可能性を一層研究して行きたいと思います。
平成18年5月14日
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