祝 韓国機会の学塾10周年記念式典
 10月5日〜7日の3日間、韓国釜山市にある「機会の学塾」へ交流訪問に向い「機会の学塾」が設立1
0周年を迎えその記念式典に出席させて頂きました。ひとえに10年と申しましても大和田塾頭より設立時には本当に色んなご苦労があったと聞いております。そして今日まで塾運営を継続するに当っては、いろんなご苦労もあったのではないかと思います。ここに1
0周年を迎えるに当り、今日までのご労苦に対しまして心より敬意とお慶びを申し上げます。

 記念式典では、今日に至るまでに何かとご尽力されました多くの方々がご出席されており、お一人お一人が紹介されユウ塾主の人脈の深さと広さを改めて感じました。特に功績のあった方々へは表彰並びに記念品が贈られましたが、私共「四国政経塾」の大和田塾頭もその一員であったことは、本当に誇らしく又嬉しく思います。大和田塾頭からも「機会の学塾」ユウ塾主へ10周年を祝して記念の額と置物が贈呈されました。祝賀の席ではオペラやフルート演奏や歌が披露され、当日の移動で疲れた身体に澄んだ歌声や音色が響き渡り、労をねぎらう心地よいひと時を過ごさせて頂きました。

 2日目は2班に別れての行動ですが、1班は韓国の障害者組織との交流、もう1班は柔道交流の可能性について面談することです。私は四国中央市議会議員山本氏と同行し、釜山市内の中学校へと向いました。山本市議は四国中央市で長年「柔道愛好会」のお世話をされており、10年来アメリカとの交流をしておりましたが、お隣の韓国とも柔道を通じて交流が出来ないだろうかということで、今回現地へ出向き探ってみたいとのご要望でご参加されていました。事前の打合せが不十分であったこともあり、韓国の柔道愛好会のような組織ではなく中学校の柔道部をご紹介いただいたことで、先方の要望が中学校全体としての日本との交流をご希望されているようであり、少し互いの意図する内容とのズレがありましたが、中学校との交流となりますと市当局や教育委員会等へのご相談もあり、持ち帰り検討させていただく事と致しました。韓国内の柔道愛好会組織については、また引き続き調査していただくことをお願い致しました。当初の目的を十分達成できたとは言い難いですが、お世話くださいました学校運営委員の方には本当にご面倒をお掛けして申し訳御座いませんでした。
        

 さて、今回の韓国訪問で感じますことは10周年を迎えた「機会の学塾」と「四国政経塾」の今後の関係であります。「機会の学塾」が設立10年を経過したいま、必ずしも両塾の活動状況は同じではありません。大和田塾頭はユウ塾主と「機会の学塾」設立に大変な努力をされて、その中で互いの信頼関係を築き上げてきました。しかし私達塾生は相互の信頼関係を築くに至っていないのが現状です。互いの塾は活動趣旨や目的は同じでも、その活動内容や活動規模は違います
 互いの塾の運営についてもっと理解し合うことから見直さないと、相互に姉妹提携をしている意義に疑問を持つ方が出てくる事も至って自然な姿だと思います。私は入塾してまだ2年足らずで正直なところ姉妹提携に至る経過の詳細や相互の関係について十分理解しているとは言えません。また「機会の学塾」の塾生や事務局の方々と一緒に何かをやり遂げたと言う実績もありません。私としては「機会の学塾」で塾生の皆様の前で講義することよりも、むしろ街の清掃ボランテ
ィア等で一緒に汗を流してみたりしたいと思っています。具体的なことを互いに塾生間で話し合い進めて行くことが大切ではないかと思っています。コミュニケーションの壁である語学の問題を始め、今後の塾のあり方を見直すことが必要だと痛感致しました。

 今回の訪問交流も、ユウ塾主を始め送迎や通訳などでお世話になりました塾生の皆様には心より厚く御礼申し上げます。祝10周年を迎え更に両塾の関係がより良きものにして行けるよう、互いに協議を深めていきたいと思います。3日間お世話になり本当に有難うございました。
平成19年10月7日
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