四国訪問 感想
 四国、そこは美しい山河があり、美しいほど温かい人情を持った人々がいる所でした。

 四国から帰ってきてからも、感謝の気持ちが溢れてきました。塾頭の健康を思いつつ、もういちど感謝の挨拶を申し上げます。
 人々は生活をしながら、たまに旅行をして、その思い出を心に残していきますが、私には今回の四国研修旅行は塾頭と政経塾の塾生達の心まで私の心に残して、忘れることの出来ない旅行であり、いろいろとして頂いた誠意や気持ちが長い間、私の心の中に残っています。

 正直に話すと、それまでは日本と韓国の間には精算することの出来ない過去のために“とても近くて遠い国”と考えていました。私の心の中にあった偏見を、YOO学長と大和田塾頭の10年にもなる交流の関係を見て、これを“結婚10周年”という素敵な表現で愛を送る塾頭をみて、御二人の互いに対する尊敬する気持ちを見ることができました。
 国が国ではなく、人と人の道が繋がる美しいものだと思います。
 四国政経塾と機会の学塾から始まった小さな交流がもっと広がり日本と韓国に多くの交流に発展することを希望しつつ、交流を始めたのは御二人でしたが、今回の機会を通じて私たちがこれからするべきことに対する責任が重く感じました。

 愛媛県庁訪問、四国中央市役所訪問、小野晋也代議士の講義、いろいろな所の見学、観光、討論会など、さまざまなプログラムのなかで日本の文化と精神を、今日の韓国と比較することができ、今回の経験は有意義な時間となりました。
 一つ残念に思った事は、討論会の塾頭の出した議題に対して、いろいろな準備をしていましたが、討論会の統一感がなく、それを出せなかったのが残念でした。
 それとおいしい食事の時にキムチも少し食べたかったです。

 最後に4泊5日という短い期間でしたが、私たちのために配慮していただき感謝します。韓日間にある問題も四国政経塾と機会の学塾のように近づき、互いの考えと立場を平和的に話し、互いを尊敬しあえる方法を探せる相互理解関係が築けることを願います。

 釜山で会えるその日を お待ちしております。
 いい関係を長く持続するために、学長のいつも心配をしてくれる塾頭の健康を祈っています。
 家内の平和と幸福を祈願します。さようなら。

       
機会の学塾 12期生 ハン シヨン
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