四国訪問 感想
 思い出すエメラルドの輝き四国

 幾日か過ぎた今でも目の前に浮かぶ四国の自然と人と町並みと・・大和田塾頭はお会いするたびに四国の自然を自慢されますが、その言葉を聞くたびに“自然ならどこで見ても同じじゃないかな・・なんか特別なものがあるのかな・・”と思っていました。しかし直接行って、この目で見て、心で感じたものは、四国は本当に特別でした。

 涼しくおいしい空気、宝石のように輝く紅葉、すみずみまで、きれいに整理された町並み、人間味あふれる人々・・日本の中でも大都市しか見たことが無かった私には、今回の研修での経験が暖かなイメージで思い出されます。地平線のように低く広い風景がよく思い出されます。必ずもう一度行ってみたいです。
 通訳という任務が無ければ、もうすこし余裕を持って感じることができ楽しかったのではとも思います。しかし通訳をしたことにより、より成長した自分の姿を見ることができ、あのときの気持ちがはらはらする瞬間瞬間の疲れが、今は、いい経験をさせていただいたという、ありがたいという気持ちで受け止めることができます。
 いろいろとたくさんの配慮をしていただいた四国政経塾のみなさんには感謝の気持ちでいっぱいですが、今後の為にも今回の研修のなかで、何か問題点を書いて出すように言われた大和田塾頭の言葉に対し欠点を探してみたいと思います。
 日本には、おいしい食べ物がたくさんあります。特に韓国にはない、日本の独特な文化を感じることができる食べ物を学塾生たちに紹介することができる機会がなく、もったいなく感じました。値段の高い料理ばかりもてなしていただき、こんな話しをするのは申し訳ないですが、お好み焼きやたこ焼き、焼き鳥などの庶民的なものを食べることにより、多様な食べ物文化を堪能できる機会を持つことができ、より良いのではと思います。
 帰ってきてから家族や周囲の人たちに、四国がとても美しかったと話しました。しかし一度行ってみるように勧めたいのですが交通の便が不便だという事実が歯痒く感じます。小野晋也議員の講義で話が出ましたが、松山と釜山の間に、早く直行便が開設できればという思いと、四国でサービスを受けられる交通案内が、より整備されればという思いを持ちました。
 私の家族または友達と、もう一度いってみたいという思いはありますが、はたして日本に住んでいる人たちの助け無しで、あのいい場所場所に行くことができるのかという不安があります。
 今回四国を回ってみて感じた点は、人が多く、車が多い都市よりも閑寂な田舎が良かったということ、そしてそんな所に住んでみたいと想いが湧き上がります。私の人生で宝石のような思い出となった今回の四国訪問を、私は“エメラルド”という名前をつけたいです。

             

       

 緑色のエメラルドの様な四国の姿・・もう一度行くときまで私の心の中にきれいに残しておきます。本当に、本当にありがとうございました。
機会の学塾 10期生 キン ミヒャン
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