機会の学塾四国訪問
 11月17日〜19日までの3日間、韓国機会の学塾の、塾主を始め16名の塾生が5年ぶりの四国訪問です。
 1日目17日、学塾の方々をお迎えする為、9:30塾を出発し、12時過ぎの別府からのフェリーで学塾の方々が八幡浜に着き、スケジュールの時間上、私達は皆さんとの挨拶をバスの中で交わし昼食を取りながら、直ぐ県庁訪問に向いました。県庁では、四国政経塾の事務局長でもある鈴木県議と県の国際交流課の人達の出迎えを受けて、副知事に表敬訪問を致しました。約1時間ほど懇談をして記念写真を取りました。県庁訪問の後、四国中央市に向かい、四国中央市・市長の表敬訪問を致しました。市役所に着いたのが、5時を過ぎていましたが、中央市の国際交流課の人が出迎えてくれて、市長も時間を気にせず、快く表敬訪問に応じてくれました。大変意義のある時間を過ごせました。

       

 市役所訪問の後夕食をすませて、7時より勉強会を致しましたが、議題は「現在の若者の生き方」日本では現在の若者の引きこもり、少年犯罪等の多発、この問題は何処から生まれるのか、又韓国の若者の現状等について2時間半程お互いの意見交換・対策・家庭教育等をお互いに意見のぶつけ合いで中身の濃い勉強会に成りました。
 私は、この勉強会を通して思ったのが、今の子供たちは自分の遊びの中でもそうですが、やってはならない事が分かってない子供が増えています。やってはならない事をした子供に対して、親が子供を叱らなかった事、又、被害にあった人に謝りに行かない親。被害にあった人に謝りに行かない親は「顔見知りだから、自分の子がやった事だから許してくれるだろう」と考える親でした。逆に、間違っている事をしているからその子供を叱った時「人の子供に何を言うんですか」「子供のした事に大人が目くじら立てて怒ってどうするんですか」という親です。そんな親を見て子供は、何をやっても自分は叱られない子供、自分は何をやってもかまわない子供、謝る事を知らない親を見て、人に謝ることを教わらない子供、こんな親達に育てられた子供はこれからの世の中どう生きて行くでしょうか。子供たちの中では、家ではなく自分の周りの中で成長する子供、人を見て立派に育っていく子供もいます。ですが、そうでない子供はどうしたらいいのでしょうか?

 勉強会の中で井川(塾生)さんの意見の中に「昔は、家では叱ってくれる親がいて、叱ってくれる教師もいて、近所の子供にも叱ってくれる大人がいた、でも、現在では叱る大人が少なくなっている。という意見がありました。
 現在では、今の子供は怖いから注意する事も出来ないという大人や親たちが増えているのが現状です。犯罪を犯してしまう子供を増やさない為にも、子を持つ親なら親から、又私達大人から、改めていくべきだと思います。

 2日目18日は高知に行き、自由民権資料館へ訪問、韓国の人達に日本の真の民権運動によって、日本で国民の声が届く、衆議院が開かれるまでの、当時に人達の活動を勉強して頂きました。
 自由民権資料館の後桂浜に向いました。桂浜をスケジュールに入れたのは、学塾の方々に太平洋を見せてあげたかったのと、坂本龍馬の行動の凄さを見てもらう為です。桂浜を見学した後昼食を取り、龍河洞・坂本龍馬記念館を見学し、新宮の小野晋也氏のヤングリーフハウスで1時間半程、小野晋也氏の講演と意見交換をしました。

       

 7時から機会の学塾の歓迎会を行ないました。歓迎会には四国中央市の助役をはじめ国際交流会、岡山より人間ゼミの人達、現在政経塾で韓国語を勉強している人達と沢山の人達が参加して下さいました。事務局長の鈴木県議の歓迎の挨拶、来賓挨拶、井川剛市議会議員の乾杯の後、時間を忘れ和やかの中歓迎会を過ごしました。歓迎会の最後に大和田塾頭の挨拶があり、挨拶は結婚を例えての話で、塾頭が始めてユー塾主に会ったのが13年前です。出会って塾頭が3年間、ユー塾主にラブコールを送り、10年前に結婚をし、その年に第1回目の子供の国際交流を始め(6年間継続)、当時、ユー塾主が会長をしていた、木曜学塾会の人達の日本訪問、それからの機会の学塾と四国政経塾の交流、5年前に正式に姉妹提携等の話があり現在に至っております。ユー塾主との出会いから木曜学塾との交流・機会の学塾との交流、ちょうど10年に成ります。塾頭よりユー塾主に結婚10周年の記念品を贈られ、全員で記念撮影をし、歓迎会を終わりました。

 歓迎会で、私が一番印象に残っているのは、塾頭の挨拶の中で物事は出会いから始まる、出会いこそが、大切でそれを育てていく大切さという事です。(ユー塾主と大和田塾頭の出会いから今の学塾と政経塾の関係があります)

 3日目19日、朝から富郷ダムの見学・チロルの森・リンリンパーク・子規記念館・道後温泉と廻り、夕食をとりながら、一人一人機会の学塾の人達の四国訪問の感想を聞き、最後に大和田塾頭から機会の学塾の人達に韓国に帰りしだい、四国訪問の感想文を書いて送るようお願いしました。
(韓国から着きしだい塾報で流します)
 夕食の後、学塾の方々にまた来年釜山で会いましょうとお別れの挨拶を交わし、お見送りをしました。

 四国訪問に関して自分なりに反省すべき点が幾つもありました。滞在が3日間でしたので、スケジュール的に大変だったと思います。次回の四国訪問の時には、もう少しゆとりのある時間の過ごし方を考えたいと思っています。学塾の皆様お疲れ様でした。
 今回の3日間は、訪問が5年ぶりだというユー塾主、以前からメールのやり取りをしている美香さん、学塾の塾生、皆が想いおもい感じた四国は違っても、良い時間を過ごせたと感じています。

 又、個人的ですが、歓迎会の時、母を美香さんに紹介出来た事、私の叔母をユー塾主に紹介出来た事、ユー塾主並びに学塾の皆さんが四国訪問された事に感謝しています。

 尚、この場をお借りするのは失礼かと存じますが、機会の学塾の方々の四国訪問に関し、ご協力頂きました皆様にお礼申し上げます。とても良い時間を過ごせました、本当に有難う御座いました。
平成17年11月19日
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