韓国・機会の学塾訪問 〜17期生・卒塾生お祝い〜
 平成18年9月21日〜23日に掛けて、韓国・機会の学塾の勉強会に参加しました。今回の学塾への訪問は、学塾17期生・卒塾のお祝いの言葉を贈るための訪問でした。

 1日目、21日出発当日、遅刻するのかと思い冷汗が・・・、自宅から塾までは10分程で着くのですが、何時もより時間の余裕を持って自宅を出たのですが、この日は交通安全週間の為、朝・夕と歩道に警官が立っており道がすごく混んでいて、塾まで行くのに32.3分も掛かり、道・車・信号・そして時間と睨みながら塾へと向い到着したのが出発時刻8時ギリギリでした。因みに塾に一番に到着していたのが塾頭でしたが、ギリギリとはいえすみませんでした。8時に政経塾を出発、淡路島・洲本から関西国際空港 ⇒ 釜山へ到着。空港へは学塾の理事 ソンさん、13期・卒塾生 金社長が出迎えて下さいました。何時もなら空港からホテルへ直行するのですが、今回は、以前から着々と商談が進んでいるビジネス関係の事もあり、ホテルに向わず、まず金社長の工場へ、というのも現在、環境をテーマに商談が進んでいる商品に関しては、金社長が紹介してくれた商品でしたから、是非金社長の工場見学をと思い工場へ向いました、しかし、金社長もその商品に関係のある会社経営をしているものだと思っていましたが、金社長の会社は、布繊維に着色する会社でした。工場の見学をしながら製品の話を聞くと、スポーツシュ
ーズの生地・車のシート・建築資材の布等他(道路が舗装される時に布地を扱う事を始めて知りました)。韓国の色々な工場を見学しましたが、大きな規模の工場でした。又、日本に比べて思うのですが、出荷する製品なのですが「この製品を出荷するの?」出来上がった製品を包んでいる物が破れていたり、誇り塗れに成っていたり、日本だったら絶対に出荷できないでしょう、と思うような製品に対しての扱いが、なんとなく韓国かな?と感じたのは私だけでしょうか・・・? もう少し製品の管理を改めた方が良いのではないかとそう感じました。
 工場見学の後、金社長が夕食をご馳走してくれましたが、私たちの訪問により空港への迎え又工場見学・夕食と有難う御座いました。

 2日目22日、日韓企業ビジネスを引き出すため、四国企業人の韓国訪問企業ツアー・又釜山観光の企画の為、朝10時から機会の学塾・塾主と話し合いましたが、この企画の問題点が費用です、何故問題になるのか、松山・高松からソウル便はありますが、四国から釜山便がなく釜山へ行くには「1.関空⇒釜山便 2.松山⇒福岡⇒釜山便」と、四国から関空への費用又福岡までの費用と重なり釜山に行く費用が高額になる為です。今回旅行企画の費用に対して、今現在松山⇒ソウル旅行が半分以下の費用でソウルへ旅行できます、実際こちらから「四国⇒ソウル旅行」の広告・新聞など、劉塾主に見せたところ劉塾主自身も「広告チラシの旅行にします」と言われ、今回のビジネス・観光ツアーは諦めましょうと言われました。しかしそもそもこの企画が提案された最初の出発点は、ソウルだけでなく一人でも多くの人に釜山も知ってもらい、又釜山の人に四国を知ってもらう為、それなら松山と高松からソウル便があるならどちらかは釜山便ができないか、現に四国の人達はソウル便がある為、釜山よりソウルへの旅行客が大半を示しています。又韓国人の旅行客は福岡など九州方面への旅行客が多い。旅行客だけでなく国際便で韓国便においても日本全国においてソウル便が多く釜山便は少ないです。こういった事から四国から釜山へ、釜山から四国へ一人でも多くの人が両国へ行き来していく中で、四国に釜山便があればと言う声があれば釜山便が出来るのではないか?大きく願えば両国の活性化の為、企画されたツアーです。劉塾主には諦めましょうと言われましたが、中止にするのは簡単ですが動きもせずに先に結論を出すのではなく、とにかく動き・働きかけ人数を集める、その結果、人数が集まらなければ中止になりますが、中止にするか、しないかは、とにかく動いてみてからにしまし
ょうという話で終わりました。私はこの企画を何とか成功させ地域活性化の種を植える事が出来ればと思っています。

 夕刻、6時頃学塾理事・ソンさんがホテルに迎えに来てくれて、機会の学塾へ向いました。勉強会においては、大和田塾頭から卒塾される17期生に、『自分に夢がないと人に夢を与える事ができません、自分に力がないと人に力を与える事ができません、自分に幸せがないと人に幸せを与える事ができません、まず自分を作ることです、大きな強い明るい人間にさせることです、そこから本当の人生の出発がはじまります』 という須永博士の言葉を使い、前回5月に講義した内容で、実践できた人がいるかいないかの問いかけに塾生の皆さんは反応が薄かったのですが少し残念ですね・・・。前回の講義内容をふまえ、上甲晃先生の実体験の話をしながら、卒塾される17期生には、行動する事が大切である事、行動する事により自分自身が変わる、自分自身が変われば、家庭が変わる、家庭が変われば地域が変わる、地域が変われば国が変わるという事を話しました。話の内容は常に政経塾で学び、大和田塾頭から学んでいる事で、卒塾される17期生に伝わり、行動し続けて行く事を願っています。
 大和田塾頭の講義の後、同行していた事務局でもある政経塾塾生・石川さんから松下幸之助氏の言葉を使い、卒塾生へお祝いの言葉を伝えました。

  自分には自分に与えられた道がある

  天与の尊い道がある

  どんな道かは知らないが

  他人には歩めない

  自分だけしか歩めない

  二度と歩めぬかけがえのないこの道

 17期生の皆さんは学塾へ入塾され、塾で自分に与えられた道があり、その道(塾での経験)は、他人には歩めない道
入塾されてからの時間は過去へ戻れない時間、塾で自分が学んだ経験は、二度と歩めぬかけがえのない自分の道、他人には持てない自分が塾で歩んできた事に誇りを持ち、卒塾されるから終点ではなく、卒塾されても塾の経験を生かし個々に歩み続けて下さい、と話しました。今回の勉強会では、大和田塾頭が40分の講義、石川さんが15分の講義となっていたが、大和田塾頭が30分で終わった為、石川さんの講義が20分になった。石川さんが講義している時、15分頃過ぎてから石川さんの顔に汗が噴き出で来ているのを印象的に頭に今でも残っています、石川さんの話の最後に「私の講義時間が15分と聞いていて、自分はあがりしょうのため、顔に汗が吹き出てきたのでこの辺で終わりにしたいと思います」と講義の場が最後に、笑いと拍手で終わりました。後で、石川さんに話を聞いたところ、自分自身が15分の持ち時間と聞いていて、30分で大和田塾頭の話が終わり、自分にタッチされた時から「15分が20分・・・(話が違うじゃないか?)」話をしている途中で汗が噴き出てきた時、一杯一杯だったそうです。石川さんご苦労様でしたという感じでしたが、話された内容の言葉は松下幸之助氏の言葉でも、石川さんの話で私自身感じた事は、この世に生まれ、生かされている時間は他人のものではなく自分の時間、自分が生かされているのには意味があり意味もなくここに自分がいるわけがない、なら、生かされているのなら、自分の与えられた歩む道の中で、沢山の事を学び、自分を変えていき、やはり、大和田塾頭が常に言っている事と繋がるが、自分が変われば家庭が変わり、家庭が変われば地域が変わる、地域が変われば国が変わる、こういった事にも繋がります、自分の歩んでいる道(時間)の中で、人・環境・物・自然、いろんな事から学ぶものが沢山ある中でまず学びながら視野を広め自分自身の道を歩もうと思う。

 今回は何時もとは違い勉強会の後に教室で懇親会をしてくれました。何時もなら、勉強会の前にカルビやプルコギ等、韓国ならではの料理を頂いてから勉強会をしていましたが、今回は外食ではなく、学塾の教室での食事となり、塾生が個々に食事を持ってきて下さり、またオードブルなど頼んでくれていて何時もと違う雰囲気を味わう事が出来ました。食事の用意など何かと面倒だったのではないかと思ったのですが、楽しい時間を過ごせました。

          

 最終日3日目、朝8時30分ホテルを出発、ホテルから空港までは学塾理事・ソンさんが送ってくださいましたが、何時も送迎してくれるソンさん、学塾生の方々、そして劉塾主、3日間有難う御座いました。
平成18年9月23日
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