韓国・釜山研修
 7月14日から16日まで韓国の釜山を訪問した。今回も定期的に交流している機会の学塾との交流勉強会が目的だ。
 いつものように、洲本〜関西国際空港〜釜山という経路で向かった。釜山に降り立つと、クラウンホテルへチェックイン。ホテルに到着すると、機会の学塾の理事長である劉塾主がわざわざ駆けつけて下さっていた。ちょうど一年ぶりの再会である。

 今回は、両塾の交流の他にもう一つ目的があった。それは、韓国でイオン鉱石の事業を営まれているJOHN社長とのビジネスのお話だ。JOHN社長のイオン鉱石の事業を日本で開拓できないかとの相談が大和田塾頭のもとへあり、四国政経塾の釜山入りに合わせて、先方がわざわざソウルから釜山まで来てくれたのだ。
 私は、ビジネスの事はよくわからないが、日本で販売するのなら、やはり自分で体験して納得しないうちは、こちら側としても、承諾する事ができないという塾頭の考えには賛同。会談の結果、まずは塾生各々がその効果を体験して、ある程度納得できてからという事になり、四国政経塾にサンプルをいくつか提供する事で合意した。

 翌日は、劉先生をはじめ、通訳を担当してくれる美香さんや除さんらとホテルを出発。最初に、天台宗の三光寺に向かう。ここは釜山を代表するお寺であり、仏教を実践修行している大伽藍である。境内にある建物の応接室に案内され、広報担当の文さんから三光寺の歴史や活動などの説明を受ける。日本の宗教とは異なるところがたくさんあり文化の違いを勉強できた。

 次に、国際市場で昼食をはさみ、ショッピングを楽しんだ後、ラジオ局へ到着。実は今回、劉先生が持っているラジオ番組に、出演して欲しいとオファーがあり、塾頭と塾生が参加することになっていた。生放送でなかったとはいえ、初めてのラジオ出演であり、みな緊張していた。入念な打ち合わせを行った後、番組がスタート。何度かNGがあったものの、無事終了。わたしは、今後の日韓関係の改善についてお話しさせていただいた。この収録した番組のCDを後日送付していただけるとの事で、どういう内容になっているのか楽しみである。その後、いったんホテルに戻り、夕食後に機会の学塾との交流勉強会に参加した。

 まず、こちらの塾生一人一人が自己紹介し、四国政経塾の活動や理念を説明。その内容について学塾の塾生達が次々に質問をし、塾頭や塾生が応答するという形式だ。ただ、残念だったのは今回一時間ほどしか時間が無く、我々の側から学塾の塾生達に質問が出来なかった点だ。次の勉強会では、本当の意味の交流会を実現したい。
 最後に塾頭から記念品の贈呈があり、両国間の関係がどのようになろうと、四国政経塾と機会の学塾の固い絆が崩れることはない。大切なのは民間レベルの交流であり、それを継続していく事で深まる友情であるという塾頭のお話しで交流勉強会は幕を閉じた。

 今回の研修で、私は民間レベルの交流がいかに大切かを改めて学ぶことができた。国と国ではなく、民対民の真の交流が必要であり、日本と韓国が永遠のパートナーに成りえるには、この事が欠かせないと考える。今後、日韓の民間交流が一層活発になることを望む。
 最後に、JOHN社長、劉先生、美香さんや徐さんをはじめ機会の学塾やラジオ局の方々、お世話になりました。またお会いできる日を楽しみにしています。ありがとうございました。
平成17年7月16日
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