案 内


ステンドグラス=まめ知識
ステンドグラスとは・・・
色ガラスの断片を鉛でつなぎあわせたもので、窓やランプなどの作品が多く作られています。
ステンドグラスはたくさんの種類の色ガラスを1枚1枚カットしてつなぎあわせて作ります。
ステンドグラスという言葉の由来「ステイン」とは・・・「着色する・染付ける・脱色する・焼き付ける」といった意味で、焼き絵を施したガラスというのが本来の意味だそうです。 日本においては、ステンドグラスといえば、鉛でつないだ色ガラスによる作品を広く指しています。


《ステンドグラスの起源と歴史》
 ステンドグラスの起源は定かではないと言われています。古代ローマ時代からガラスの断片を組み合わせた窓が作られていて、ヨーロッパ各地の教会で字の読めない人のために、神の教えを伝えるためのステンドグラスが窓にはめ込まれました。現在する最古のステンドグラスは、アルザス地方のヴィッサンブルール修道院で発見されたキリストの顔で、11世紀に作られたものとされています。既にこの頃には、ステンドグラスは完成されていたようです。
 日本でのステンドグラス技術の導入は、1886年明治政府によってすすめられた東京工業学校建築技師のドイツ留学に始まり、技師の一人である山本(のち宇野沢)辰雄氏が、ベルリンでステンドグラスの技術を身につけ帰国、その後ドイツ系のステンドグラスを広めました。
 一方、1910年に美術学校出身の小川三知氏は、渡米して米国風ステンドグラスの技術を取得、宇野沢派のドイツ系に対し、小川氏は、アメリカ系のステンドグラスを広めていきました。
 現在、日本のステンドグラスは、建築窓はヨーロッパ技法、それ以外の室内装飾品(ランプなど)はアメリカ技法を主に使って作られているようです。